ザ・ディプロマット(電子版)が29日に掲載した記事は、日本で先ほど就役したヘリ搭載型駆逐艦「かが」について、「この駆逐艦は中国、特に対潜作戦を念頭に置いている」と指摘した。この駆逐艦とは、満載排水量が2万6000トンに達し、幅広い飛行甲板を持つかがのことで、世界の世論にとってはよりふさわしい「準空母」という名が存在する。年初に就役した「いずも」、過去に就役した準空母「ひゅうが型」を加えると、日本はすでに4隻の準空母を保有することになる。海外は日本の準空母と中国の空母「遼寧艦」の戦力を比較しており、中国の軍事マニアは遼寧艦1隻で4隻に対処できると判断している。環球網が伝えた。
海上自衛隊は4隻の準空母で高い戦力を形成する。しかし人々が想像する空母対決とは異なり、この「4隻の大型艦」は中国の空母に対して直接的な脅威とはなりがたい。
日本の4隻目の準空母が進水
日本メディアの報道によると、海上自衛隊の最新の準空母DDH-184「かが」が8月27日午後2時、横浜の造船所で正式に進水した。同艦は「いずも型」の2番艦。1番艦の「いずも」は今年3月25日に就役。かがの正式な就役により、日本は2隻のいずも型を保有することになる。これにやや小型のひゅうが型を加えれば、日本は4隻の準空母を保有することになる。
ひゅうが型の基準排水量は1万3950トン、満載排水量は1万9000トン。16セルのMK41垂直発射機、2基の324ミリ3連短魚雷発射管、2基の近接防御兵器(CIWS)、7門の12.7ミリ機関銃を搭載。いずも型のトン数と機能はひゅうが型を上回るが、予算削減のためレーダーなどのセンサと自衛用の火力が弱められた。いずも型は2基のCIWS、2基のRAM防空システムを搭載。しかし報道によると、防衛省は設計当初、いずも型に艦載ヘリ以外の固定翼機を搭載することを検討していたという。