遼寧艦で4隻に対処可能?
準空母の実力を持ち、明らかに中国を念頭に置いているため、人々は日本の準空母と中国初の空母「遼寧艦」を比較しがちだ。技術の成熟に伴い、遼寧艦は科学研究・実験用から訓練用に変わりつつある。訓練の深化に伴い、艦載機の飛行士の熟練度が高まる。さらに同艦は必要な武器を揃えているため、近い将来に一定の実戦能力を手にするだろう。中国のネットユーザーは遼寧艦といずも型を比較し、遼寧艦で4隻のいずも型とひゅうが型に余裕で対処できると判断している。
しかし専門家は、遼寧艦と日本の準空母は正確には同じ艦種ではなく、両者の比較に大きな意義はないと指摘した。遼寧艦は主に艦載戦闘機で制空権を支配し、敵の地上・海上のターゲットに攻撃を仕掛けることができる。日本の4隻の準空母の主な任務は対潜、艦隊の指揮、上陸作戦だ。全体的に見て、実戦においてこのような対決は実現しない。日本の4隻は海上自衛隊のその他の水上・水中艦と共に使用され、かつ陸軍航空隊の保護を受けて初めて力を発揮する。
専門家によると、現在の海上自衛隊の発展の流れを見ると、将来的に真の空母が建造される可能性を否定できない。当然ながら中国の空母も遼寧艦1隻に留まらず、中国の艦載機もJ-15のみではなくなる。両国の空母が、将来的に対決する可能性もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月3日