「中日関係が急速に発展することはない。日本は歴史問題で逆行しており、中日関係が停滞し前に進まないことはまだ最悪の結果ではない。同時に、日本の平和勢力が中国との友好に果たす重要な役割も見過ごしてはならない。こうした力は、中日関係を正しい方向へと導いていくこととなる。日本の首相が永遠に変わらないということはあり得ず、指導者が変われば状況は変わり得る。だが右翼勢力は依然として日本を主導することになるだろう」。
余将軍の分析によると、目下の中日関係においては、中国は前に引っ張り、後ろから押し、正しい方向への前進に努めている一方、日本は後ろからこれを引っ張り、逆方向へと力を尽くしているようなものである。日本においては現在、中国との和解を希望する勢力は主導的立場にはない。その原因は日本国内にもあるし、国際情勢の雲行きにもある。だが緊密な経済貿易関係が紐帯となっている以上、中日間で特別大きな衝突が起こることは考えられない。同時に無視できないのは中日両国の民間の力である。交流や友好を願う声はやはり主流を占めているのである。