東京は「中国の家主」の不動産投資の新たな選択肢になろうとしている。報道によると、ある中国人富豪は東京の過去10年間で最も高額な2軒の住宅を、7000万元で購入したという。中国の富裕層と投資家による海外不動産投資が、近年のブームになっている。
中国の家主、日本を新たな投資先に
ある中国人富豪は今年8月、東京都赤坂で13億7000万円を投じ、隣接する2軒の新築住宅を購入した(価格は6億9000万円、6億8000万円)。中国人富豪は13億円で、日本の新築住宅としては過去11年間で最高の買取価格を記録した(東京の2004年以来で最高額の住宅)。これは中国人客が2015年の春節(旧正月)に、日本で商品を大量購入した延長線上にある。
多くのアジア諸国と異なり、日本の家主は住宅購入と同時に土地所有権を手にする。多くの中国の家主にとって、東京の住宅価格の価値保持・上昇の能力は、他国に引けをとらない。このほど訪日ビザの発給要件が緩和され、訪日中国人客が増加しようとしており、日本の不動産に対する興味も持続的に強まっている。多くの中国の家主が、日本で住宅を買い求めることだろう。
日本の住宅価格は1990年代前半より低下を続け、買い手がつかず、多くの日本人を苦しめている。今年より一部の富豪級の中国人が大金を投じ、日本のマンションや一戸建てを購入しており、従来の収益モデルを覆す可能性が高い。