習近平国家主席は11月14−16日にトルコ・アンタルヤで開かれる第10回G20サミットに出席し、17−19日にフィリピン・マニアで開かれる第23回APEC非公式首脳会議に出席する。中国外交部が昨日開いた国内外メディア向けの記者会見で、李保東副部長は「今回の訪問は会議の出席が目的で、公式訪問の内容は計画されていない」と述べた。
李氏は、日比との首脳会談はあるかという質問に対して、「会期中は多忙を極める。多くの国と経済体が、中国との首脳会談を求め、提案している。多くの活動は最後にならなければ確定できない。これは一部の活動が重なるからだ」と答えた。
記者からはまた、APECは南中国海問題を議論するにふさわしい場ではないかという質問があった。李氏は、「APECが、主にアジア太平洋の経済・貿易協力について議論する場であることは知られており、そのような共通認識がある。今年の会議では、そのような計画は組まれていない」と回答した。
王毅外交部長がアルバート・デルロサリオの招待に応じ、昨日よりフィリピンの実務訪問を開始したことにも注意が必要だ。
中国外交部の洪磊報道官は9日、「現在の中比関係は周知の原因により困難に直面している。これは中国が望まないことだ。中国は中比関係の発展を重視しており、協議・交渉により関連問題を適切に処理することを堅持している。フィリピンが中国と向き合い、両国首脳が昨年のAPEC会期中に形成した重要な共通認識を実行に移し、関連問題を建設的に処理し、中比関係が一日も早く従来の軌道に戻るため雰囲気を醸成し、条件を蓄積することを願う」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月11日