星山隆氏(57)が日本駐重慶総領事として正式に就任した9月24日は、この季節には珍しく涼しい日だった。まだまだ暑いと聞いていた星山氏は、「この涼しさのどこが『かまど』なんだ」(暑い重慶は俗に「火炉」(かまど)と称される)と首をかしげたという。重慶晨報の記者はこのほど、解放碑大都会商厦にある日本駐重慶領事館で星山総領事の単独インタビューを行った。
日本には行くべきところがまだまだある
――近年、日本旅行に行く重慶市民がますます増えています。
その通りです。私も就任後、すぐにそのことを知りました。領事館の統計によると、重慶領事館は主に、重慶・四川・貴州・雲南の市民に対してビザを発給していますが、その数量は2013年の4万件から2014年には11万件に達し、2015年は上半期だけで11万件を超えました。中国人観光客数は今年、訪日外国人観光客のトップに立っています。
これと同時に、日本のビザ制度は中国人観光客向けに一歩一歩拡大されています。2015年1月からは高所得者向けの個人観光マルチビザ制度の実施が始まりました。日本への滞在期間は90日以内、有効期限は5年に延長されました。
――日本に旅行したいという人に何か提案はありますか。
日本には東京や大阪以外にも、特色を持った県がたくさんあり、静かで美しい景色が楽しめます。例えば南部の九州の長崎などの地にはおいしい豚骨ラーメンがあります。広島や山口には新鮮でおいしい生ガキやフグが楽しめます。ぜひ足を運んでみてください。