FTAAP建設を積極的に進める中国
中国は、アジア太平洋自由貿易圏の建設を積極的に促進している。
第一に、アジア太平洋の多様性という実情に立脚し、アジア太平洋自由貿易圏の共同戦略研究を通じて、アジア太平洋地域の経済一体化建設を進め、アジア太平洋自由貿易圏の早期建設について合意を達成する。
第二に、アジア太平洋地域経済を牽引する役割を引き続き発揮し、アジア太平洋諸国との実務協力分野を拡大し、アジア太平洋地域の相互連結とインフラ建設を推進し、インターネット経済や都市化建設、中小企業などの協力のチャンスを活用してアジア太平洋の新たな経済成長分野を求め、アジア太平洋地域の経済の包括的な成長を促進する。
第三に、アジア太平洋の連携についての共通認識を深め、アジア太平洋諸国との政策協調と利益融合を強化し、未来のアジア太平洋自由貿易圏の内容と基準を検討する。TPPと地域包括的経済連携協定をアジア太平洋自由貿易圏に向けた「足かせ」ではなく「踏み台」とし、アジア太平洋の開放型経済の建設を促進し、世界貿易機関のドーハラウンド交渉を後押しする。
第四に、アジア太平洋地域の経済発展水準を高め、アジア太平洋地域の「共同、総合、協力、持続可能安全」の共同保障を土台として、協力理念を革新し、アジア太平洋地域経済協力の新たなアーキテクチャーを構築し、「共同建設、共有、ウィンウィン」という地域経済協力の新たなモデルをアジア太平洋諸国とともに実現する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月22日