個人旅行客とは、交通費・宿泊費・旅行費込みのツアーに参加しない外国人客を指す。
近藤社長は、「訪日中国人客は団体が中心だが、個人旅行のほうが楽しいと感じる中国人が増えている。自分の好みによって、いつでも行きたい所に行けるからだ」と指摘した。
「このような変化が生じた原因はSNSだ。旅行を好む多くの中国人は、ネット上で資料を探し日程を組むほか、SNSで旅の体験を共有することを好む。多くの中国人客がネットに時間を費やし、日本の興味深いスポットを訪れた他者の経験に目を向けている」
日本政府観光局によると、2015年1-11月の訪日中国人客数は、前年同期比109.4%増の延べ465万人に達し、訪日外国人客の4分の1弱を占めた。
近藤社長は、「中国の経済成長が鈍化し、8月より上海の株価が急激に変動したが、訪日中国人客の数は減らなかった」と話した。
「中国人客が増加を続けている。東京五輪の開催時には、700万人以上に増えるだろう。個人旅行が普遍的になり、中国人のリピーターが増加し、中国人客全体の数を押し上げる」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月5日