日本メディアによると、新年を祝い、静岡県東伊豆町の稲取温泉で地元の伝統行事「雛の吊るし飾りまつり」が行われている。
会場の稲取文化公園「雛の館」には1万点以上の手縫いのうさぎや桃などの飾りが飾られている。
この行事は江戸時代後期に伊豆の稲取地区で始まった伝統風習で、女の子の健康と良縁を願うためのものである。3月3日のひな祭りになると、女の子がいる家庭は雛人形を飾る。江戸時代、稲取地区の一部の家庭は高い人形を買うことができず、その代わりに手作りの飾りを飾ったという。
この風習は一時廃れたが、1990年代にこの美しい風習を残すため、地元の婦人会が行事を再開した。行事は3月末まで行われる予定。