熊本県は1月22日、中国浙江省義烏市の市場監督管理局が昨年、県のPRキャラクター「くまモン」の偽物商品を製造・販売した同市の玩具メーカーに対し、中国の著作権法に基づき罰金を科すなどの行政処分を下したと発表した。
中国では数年前からくまモンの偽物商品が出回っているが、行政機関が業者を処分するのは初めて。処分を受けたのは「義烏衆吉玩具有限公司」。県の利用許諾を受けていないくまモン人形やバッグなど2万点以上、販売による約2400元の違法収益が没収され、7600元の罰金が科された。
くまモン関連商品を製造・販売するには著作権を持つ県の許諾が必要だが、近年のくまモン人気を背景に許諾を得ていない偽物商品の販売が横行。特に多い中国では、県が現地の弁護士に通販サイトのチェックや業者への警告、行政機関への通報などを委託している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月26日