世界保健機関(WHO)が発表した2015年版「世界保険統計」によると、2014年の日本人女性の平均寿命は86.83歳、男性は80.50歳で、いずれも記録を更新した。日本人の平均寿命は、20年以上連続で世界一をキープしている。
日本人はなぜ世界一長寿なのだろうか?高い医療水準と整った医療保障制度のほか、彼らは次に挙げる6つの長生きの法則を守っている。
1.太陽と共に生活
日本ではかつて、興味深い現象があった。画家は長寿で、作家は短命だったのだ。同じく芸術に身を捧げる人であるにも関わらず、寿命に大きな差があるのはなぜだろうか?
画家は色をはっきり見分けるため、太陽が出てから仕事を始める。特に照明器具が不足していた時代には、そうするしかなかった。
しかし作家の場合、字が読めれば仕事ができる。夜は薄暗い照明で、目を痛めながら書き続ける。つまり画家は太陽を追い、作家は太陽を避ける生活を送る。太陽を追う人は、太陽を避ける人よりも長生きだ。
この50年間の科学技術の発展により、人々は夜も仕事や読書を続けられるようになった。あるいは、自宅でテレビや映画を楽しめるようになった。インターネットの世界も無限に広がり、娯楽の選択肢が増えている。
しかし夜になると、副交感神経が優位になる。血流が回復すると同時に、体内の老廃物が流動する。そこでリンパ球が異常増殖し、自身の体細胞を取り除く。一日の疲れを癒やすために、夕方は非常に重要な時間だ。
不規則的で非常識的な生活は、疲れがたまる主因となる。上手く睡眠がとれなければ、胸を思い切り殴られるように、健康にさまざまな潜在リスクをもたらすことだろう。