安保法が施行、安倍氏の懸念材料とは?

安保法が施行、安倍氏の懸念材料とは?。

タグ: 安保法 施行

発信時間: 2016-03-30 14:37:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

昨年9月に反対を押し切り強行採決された安保法は、今月29日に正式に発効した。

しかしこれは、安倍首相が何でも思いのままになることを意味しない。日本人の安保法への不満は、デモ行進による抗議以外でも示されている。安保法が自衛隊を戦場に送り込むことを懸念し、自衛隊の志願者数が2割減となり、9年ぶりの低水準を記録した。

安倍政権が高い支持率を維持しているのは、政策で大きな成果を手にしているからではなく、他に選択肢がないからだ。過去の世論調査を見ると、安倍内閣を支持する理由のうち最も多いのは「他に適切な人がいない」だ。これは国民が仕方なく安倍首相を選んでいることになる。安倍首相に代わる政治家が現れれば、祖父の二の舞いになることだろう。

安倍首相は高い内閣支持率を維持し、長期政権を実現しようとするならば、周辺諸国との友好関係の樹立が必要だ。過去の世論調査を見ると、安倍首相が隣国との関係を改善すると、支持率が上昇していることが分かる。韓国との大幅な関係改善により、安倍内閣の支持率は今年1月に4ポイント上昇した。今回の安保法の施行は、日本が戦争の道に戻るという隣国の懸念を深めた。これが日本と隣国の関係改善にとって、非常に不利であることは疑うまでもない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月30日

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