安保法が施行 安倍首相は強軍の道をいつまで歩み続けられるか?

安保法が施行 安倍首相は強軍の道をいつまで歩み続けられるか?。

タグ: 安保法 強軍

発信時間: 2016-03-29 16:49:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

人々は将来「21世紀の日本史」を紐解くと、2016年3月29日の歴史的な事件が記されていることに気づくだろう。安倍内閣は同日、新たな安全保障関連法(安保法)を施行した。安保法施行の成否を左右する要素とは何か?安倍首相は強軍の道を、いつまで歩み続けられるだろうか?

社会運動を形成する主な要因について、筆者は複雑で変化の激しい物事を観察する場合には、「主流」「大勢」「リスク」という3つの最も重要な参考変数を観察すべきという、「3点論」を主張している。これは社会運動を起こす主体における主流的動向、その客観的環境を形成する世界の大勢、およびその発展と変化に影響を及ぼす隠された変数のことだ。つまり中国の発展を含むアジア・世界情勢と日本社会自身の変動の結果、および日本社会の発展において生じうる「政治的遺伝子変異」は、日本という国の発展の道を決める決定的な要因だ。

まず、伝統的な分析方法によると、日本の発展は中核的要素の中の中核をなす。安保法はその危険性により、発表された当時より物議をかもした。野党はその危険な匂いを嗅ぎつけ、反対の声を上げ続けた。安倍首相も安保法が順風満帆に施行されることはないと感じたのか、日本にとっての安保法の必要性を強く訴えた。今夏の参院選の半数改選は、安保法施行後の安倍政権への支持を見計らう「試金石」になる。

次に、世界の情勢と流れという外的条件も、安保法施行後の成否を大きく左右する。うち米国のアジア太平洋戦略、日本を利用し警戒するという損得バランスに対する判断の変化が極めて重要になる。中国の国益を毅然と守る戦略・計画、その他の関連国の反応なども、日本の安保法の成否に影響を及ぼすだろう。

最後に、安保法の施行には、数多くの不確定要素が存在する。まず春季国会の与野党の攻防がある。安倍内閣の高圧的な閣僚が、巧みに答弁できるかが重要になる。また安倍政権による安保法の推進の程度にも多くの不確定要素がある。一旦形成した方針にこだわれば、リスクと問題が増加する。例えば自衛隊を前線に送り込めば、リスクを回避できない。自衛官が「殉職」すれば、国内で政治的論争を呼ぶ。さらには靖国神社に祀られるか、香川の海軍墓地に埋葬されるかが、敏感な問題になる。安保法の施行にはさまざまなリスクがつきまとい、順調とはいかないだろう。

安倍首相の「日本強軍・強国」の道が手にする「成功」は限定的だ。安倍首相の政治の理想は、日本社会・政治・生活の現実とかけ離れているからだ。安保法施行後にどこに向かうかは、今後100年の日本が歴史の二の舞を演じるか、戦後の溝を着実に乗り越え新たな対岸にたどり着くかを決める。「初めは小さな誤りであっても,最後には大きな誤りになる」ということわざがあるが、人々は現実のなか、事の成り行きを静観する。歴史は遠くから、安倍首相の政治人生、安倍首相が選んだ国の道の最後を見守る。(筆者・高洪 中国社会科学院日本研究所副所長)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月29日

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