米国の道路交通安全局は6日、先月の衝突事故で若い女性ドライバーが死亡したが、タカタ製のエアバッグが破裂し、金属片が首の動脈に刺さったことが死因だったと発表した。タカタ製エアバッグによる死亡事故は、米国で10例目となった。
監督管理部門が発表した情報によると、事故はテキサス州フォートベンド郡で起きた。17歳の女子高生が2002年製のホンダ「シビック」を運転していたところ、ホンダ製のSUVの衝突に巻き込まれた。
フォートベンド郡の警察官によると、被害者は当時スピード違反をしておらず、シートベルトを着用していた。また車体の損傷が激しくなかったことから、深刻な事故ではなかったと思われる。
警察官は、「エアバッグの問題でなければ、この程度の事故で乗員が大怪我を負うことはない」と話した。
警察当局によると、事故車両は中古車で、購入時期は不明だ。被害者の家族は、このセダンが自動車メーカーのリコール対象であることを知らなかったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月8日