米メディア:中日間の“パンダ外交”を分析

米メディア:中日間の“パンダ外交”を分析。

タグ: 中日間の“パンダ外交”

発信時間: 2016-04-09 09:48:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

余りの過熱ぶりだが、パンダブームはいいことばかりではなかった。ミラーによると、動物園に閉じ込められたパンダは大いに苦痛だったようだ。管理スタッフは竹の種類を間違え、来場客はメガホンでパンダたちを刺激した。混乱した環境はパンダを傷つけた。憔悴したランランは、公開後3日目で倒れた。日本の新聞は「パンダ、倒れる!」といった見出しでこの“事件”を報道した。

東京大学社会学教授の園田茂人氏によると、パンダは最も優秀な“外交官”だという。パンダ外交がもたらした積極的効果によって中日両国民の交流不足の局面を変えられなかった。依然として両国は自由な渡航ができなかったからだ。その結果、パンダがもたらしたプラス面はすぐに消えてしまった。1980年代末の政治的変化、経済交流、戦争の影が引き起こした衝突は、人々の幻想をさらに打ち壊すことになり、中日関係の蜜月期は終わった。

とはいえ、関西学院大学教授の祖運輝氏は、長期にわたってパンダが見られることは中国イメージを向上させていると述べる。「革命とパンダ」の著者である張于思氏も、パンダは年輩の日本人にとって否定できない象徴的意味を持つと言う。彼らの記憶の中では、パンダは依然として天真爛漫な可愛さを持つ。

カンカンとランランは日本で数年を過ごした後、この世を去った。しかし彼らが親善文化大使になるには十分な期間だった。中日両国人民を友情の心でつないだ。たとえそれが一時的なものであっても。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月9日

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