WHOについても中国は熟知し、貢献をしていた。WHOの現任事務長、陳馮富珍氏は中国香港の出身だ。
ただ、称賛の声を挙げる前に、一つの事実も考えてほしい。外交において、「ソフトパワー」がいま、大きな力を発揮している。一方、中国にとって、パンダ外交、スポーツ外交、孔子学院の効果は薄れつつある。
こうしたなかで浮上したのは医療外交だ。『公共科学図書館医学』は最新リポートで、「中国が公共衛生分野を通じ、アフリカ諸国をはじめとする発展途上国との外交関係を強化している」と指摘した。
中国のWHOへの貢献は世界の人々にメリットをもたらす。中国が世界各地での災害救援や医療活動を通じて存在感を増したいのであれば、彼らにもっと力を与えよう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月14日