日本放送協会(NHK)など日本の主要メディアや関連部門が16日に明らかにしたところによると、16日未明九州地区で発生したマグニチュード7.3の地震によって、少なくとも死者32人、けが人2000人以上が出たという。現在までに、在日中国人の死傷者が確認されていない。
福岡駐在中国総領事館の16日の発表によると、被災地で孤立状態に陥った20人の中国人観光客が全員ヘリコプターで救助され、中国の観光会社や航空会社も緊急対応予備案を出して、九州への観光を一時中止しているという。
日本時間16日午後18時までに、被災地でマグニチュード4以上の余震は30回余り発生し、熊本県政府の統計では、今回の地震によって1700棟以上の建物が全壊、もしくは一部崩壊した。
日本政府筋によると、16日には1万5千人以上の自衛隊員が被災地に派遣され、17日以降は2万5千人になる見込みで、全国から警察や消防士も被災地に派遣されるという。
日本気象庁では、熊本県にある阿蘇山は16日午前ごく小規模な噴火があって、同日午後にかけて継続していたが、観測データに異常はないため、「一連の地震活動とは直接関連がない」との見解を明らかにした。
「中国国際放送局 日本語部」より 2016年4月17日