劉氏によると、今回集めた支援物資には、被災地で不足している飲水、食料、おむつなどが含まれる。1台の中型トラック、1台の商用車からなる2号隊の7人のメンバーは、東京都足立区を出発し、徹夜で大阪に向かう。彼らは大阪で短期滞在し、中国人から寄付があった物資を積み込み、直ちに徹夜で福岡に向かい、さらに通行可能な道路から被災地入りする。
(「熊本賑災」支援チーム2号隊が集めた支援物資。4月19日午後撮影)
劉氏によると、このボランティア活動の動機は単純で、最も直接的で心のこもった方法により、真の災害支援を実現するためだ。同チームは震災後、中国人の間で最も早く熊本県のために募金と物資の寄付を呼びかけたボランティア団体となった。1号隊が物資を送り届け、使命を終えモーメンツを解散するまでの全過程を、約480人が見守ったことになる。1号隊の8人のメンバーは震災後、交通状況が最も悪化した17日に東京を出発し、通行可能な道を探りつつ進んだ。シャワーを浴びられず、泊まる場所もないといった困難を乗り越え、19日午前2時頃に被災地に到着した。メンバーは途中、公園の水飲み場で顔を洗い、車の中で仮眠するしかなかった。しかし被災地にぬくもりを届け、中日友好に貢献するという信念に支えられ、彼らはついに熊本の被災地に到着し、在日中国人から寄付された物資を県の当局に送り届けた。
(「熊本賑災」支援チーム1号隊、被災地に向かう途中)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月20日