中国は現在、世界最大の炊飯器市場となっている。中国の一般人の所得水準と生活の質の向上に伴い、高級炊飯器の人気が高まっている。朝鮮日報が24日付で伝えた。
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)海外情報ポータルサイトの調査によると、中国の炊飯器の販売台数は2012年の1億6800万台から14年の2億7000万台に増加している(61%増)。うち輸入炊飯器の市場規模は、2012年の2083万ドルから2014年の3128万ドルに拡大(成長率は50%以上)。
中国家電製品研究機構の統計データによると、中国のデジタル炊飯器の普及率は32%のみ。韓国と日本の炊飯器普及率は95%にのぼる。中国人は食文化を重視し、デジタル炊飯器の普及も加速される見通しだ。
中国4大炊飯器メーカー(蘇泊爾、美的、奔騰、九陽)は2015年、炊飯器市場の56.3%のシェアを占めていた。パナソニックや東芝などの日本企業は22.7%、韓国の福庫(CUCKOO)などの市場シェアは3位の21%。
韓国の専門家は、韓国の炊飯器メーカーが今年、中国市場におけるシェアで日本を上回ると予想している。韓国メーカーの関係者によると、韓国炊飯器メーカーの対中輸出額は過去3年間で、年平均60%の成長率を記録した。この流れが続けば、韓国炊飯器メーカーの中国市場におけるシェアは、日本を上回ることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月25日