日本の対中心理、全体的に把握を

日本の対中心理、全体的に把握を。

タグ: 岸田文雄 対中政策

発信時間: 2016-04-29 13:21:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本に裏表があるという説は確かにその通りだが、それには目的があるはずだ。日本の目的をはっきり説明できる人はいるだろうか?

一般的な解釈によると、日本は中国の台頭に対して心のバランスを乱し、慌てふためいている。これは日本の対中外交の混乱の、根本的な原因の一つだろう。しかし日本は大国であり、中国と対抗することで集団心理のバランス化を図ろうとは、正常とは言えない愚かしさだ。

日本の対中政策の「不可解」は、総合的な原因によるものだろう。しかし日本の「不可解」な動きを促しているのは、米国の現在も続く日本に対する「軍事占領」だろう。日本は世界最先端の経済・技術大国であるが、現在も主権の一部が欠けている国でもある。日本の歴史には輝かしくも恥ずべき記憶があり、民族の心理には危機感が満ちている。日本は「正常な国」になり、新たに全面的に台頭(軍事的台頭を含む)しようとしているが、その頭には大きな山がのしかかっている。今や中国の奇跡的な復興を目の当たりにし、世界を見る論理的枠組みが混乱している。

米国は軍事的圧力によって日本を支配している。米国にとって、日本は十分に予測できる。日本は中国にとって、予測不能な国になっている。

我々は大局から日本を把握し、日本のさまざまな、具体的な不確定要素を超越しなければならない。まず日本は隣国の中の大国であり、中日関係の強化には重要な地政学的意義がある。次に日本の全体的な実力はすでに中国を下回っており、その差は広がるばかりだ。中国の戦略的野心は日本を超越しなければならない。日本に足を引っ張られ、日本との非戦略的な勝敗を気にするべきではない。

中日はすでにどちらが戦略的な主導権を握るか、という歴史的な変遷を終えている。中国人は心理的に、この大きな変化に追いつかなければならない。我々は対日問題で原則を維持する必要があるが、ムキになる必要はない。強い側が憤りにより強さを示すべきではない。強い側には「やるべきことをやる」という特権と、それから「懲らしめられた側」が方針を変えるのを受け入れる特権がある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月29日

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