中国への誠意、日本は行動で示すべき

中国への誠意、日本は行動で示すべき。

タグ: 中日関係 岸田文雄

発信時間: 2016-05-03 14:05:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(二)戦略面で、日本が中国に対する心理を正し、中国の発展を前向きにとらえるか否か。中国は数十年の改革開放を経て、総合的な国力で日本に追いついたばかりか、その差を広げ続けている。中国の台頭と日本への脅威を単純にイコールで結ぶならば、日本で歓迎されるだろう。また日本の外交・安全戦略を調整するため、日本政府は中国の脅威を意図的に誇張し、アジア太平洋で「中国脅威論」を流布し、中日の戦略的相互信頼に深刻な悪影響を及ぼしている。中国の発展を受け、中国を友人とするか、それとも敵とするか、パートナーとするか、それともライバルとするか?これに関する日本の考え、発言、やり方は、中日関係の動向に直接的に影響を及ぼす。

(三)経済面で、日本がウィンウィンの態度で中日の経済・貿易協力を見据えるか否か。中国の改革開放の初期、日本は対中経済・貿易投資及び協力で、西側諸国の前列に立っていた。経済・貿易協力は長期的に、両国間で「バラスト」の役割を演じてきた。しかし近年、中日の経済・貿易協力は深刻な脅威に直面している。政治関係の冷え込みによる影響と、世界経済の大環境の波及を受けている。中日の経済・貿易協力は本質的にウィンウィンである。この軌道上を歩み続ける上で重要になるのは、日本側が中国と平等に交流し、ウィンウィンを基礎とし各分野の実務的な協力を推進することだ。

(四)国際面で、日本が中日関係の「ゼロサム」の心理を捨てられるか否か。安倍政権は「地球儀を俯瞰する外交」を推進し、これを使い表と裏から中国を「けん制」している。これは事実上、「ゼロサム」の思考回路だ。さまざまな食い違いが存在しているが、中日は地域・国際事業で完全に協力によるウィンウィンが可能だ。日本が対抗心理を捨て、中国とともに地域の平和・安定・繁栄を維持することが重要だ。

岸田外相の訪中は、日本の対中関係の安定・改善への積極的な姿勢を示した。約束を守らない日本側の過去の記録があるため、中国は日本に対して「言葉を聞き、行いを見る」という態度を取っている。中国は少なくとも、発言を聞くことができると考えている。しかし今度どのようになるかは、日本側の具体的な行動にかかっている。中国には対日関係を改善する誠意と行動があり、裏表のある日本に対応する忍耐力と備えもある。(筆者:賈秀東 中国国際問題研究院客員研究員)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月3日

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