13日付朝日新聞によると、在中国日本大使館は12日、中国海軍の軍艦が釣魚島付近の海域に進入したことを受け、中国外交部に正式に抗議した。
同大使館によると、伊藤康一次席公使は12日夜、中国外交部を訪ねて肖千アジア局長に「厳重に抗議した」という。
9日未明、中国海軍の護衛艦が釣魚島付近の海域に進入し、日本の海上自衛隊の軍艦と対峙した。日本の防衛省によると、中国海軍の軍艦が釣魚島付近の中日接続水域に進入するのはこれが初めてだという。
伊藤氏は、中国側の独自の主張とそれに基づく行動は受け入れられないとし、類似の事案が起きないよう要請した。
日本外務省の斎木昭隆事務次官は9日、程永華駐日中国大使を同省に呼び出し、抗議した。程氏は、中国軍艦による接続水域進入は正当だと反論した。
中国国防部新聞局は、海軍軍艦が釣魚島付近の海域に進入したことについて、釣魚島及びその付属島嶼は中国固有の領土であり、中国軍艦の自国の管轄海域内での航行は合理的かつ合法であり、他国にはいちゃもんをつける権利はないと表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月13日