「中国軍艦が日本の領海に進入」という「極めて稀」な情報が15日、日本各大手メディアの見出しを飾った。同情報を発表した日本の防衛省によると、中国海軍の情報収集艦が15日未明、鹿児島県の島嶼付近の日本の領海に進入し、約1時間30分後に離れていった。
日本メディアは、「中国軍艦による日本の領海への進入は2004年ぶり」と伝えた。一部メディアは意図的に「侵犯」などの言葉を使い誇張している。しかし中国軍艦が先週、釣魚島の接続水域に入った時の「怒り顔」と異なり、日本政府は同じく大げさに騒ぎ立ててはいるが、激しさはやや和らいでいる。
日本の外務省は中国大使館に「抗議」ではなく、「懸念」を伝えた。これは中国軍艦が進入した海峡は世界の航行に用いられる国際海峡であり、各国の艦船は国際通行権を有することを知っているからだ。防衛省も、中国軍艦の航行は国際法に違反していないことを認めている。
中国国防部新聞局は15日、中国軍艦による同海峡の航行は、「国連海洋法条約」が規定する航行の自由の原則に合致すると回答した。
日本は最近、南中国海で挑発を続けていたが、今度は東中国海で2つの「アクシデント」が発生した。これは小賢しい計算に慣れた日本の政治家を悩ませる問題になっている。
中国は日本の挑発に反撃可能