日本初の漢字ミュージアム「漢字博物館」が29日、京都祇園でオープンした。高坂節三館長は開幕式後、環球時報のインタビューに応じ、「甲骨文の時代より、日本は中国の多くの漢字を学んだ。日本にはそもそも文字がなく、漢字と日本の発音を結びつけることで、独自の言語文化を形成した」と述べた。高坂館長は、中国が日本文化を向上させたとし、中国に感謝の意を表した。
高坂館長は、「日本の若い学生の漢字への興味が弱まっている。これは日本での漢字普及の新たな課題だ。漢字博物館は娯楽性を強調する。来館者はゲームにより漢字への理解を深めることができる。言語・漢字文化に関する、若者の理解と興味を促進する」と話した。
漢字は日本で2000年の歴史を持つ。日本だけではなく、韓国でも漢字を保護し普及させる風潮が見られる。京都市の門川大作市長は開幕の式辞で、「漢字文化圏は非常に偉大な歴史を持つ。漢字はただの文字ではなく、精神文化だ。現在、毎年500万人が京都を旅行に訪れている。漢字博物館のオープンにより、観光客は京都で中日韓が共に使用してきた808の漢字の魅力を実感できる」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月30日