総務省が29日に発表した2015年国勢調査によると、総人口に占める65歳以上の割合が初めて4人に1人を超え、世界最高水準に達した。これは日本の高齢社会の深刻さを浮き彫りにした。
調査によると、日本の65歳以上の人口は3342万人で、日本の総人口に占める割合は26.7%、2010年より3.7ポイント上昇し初めて4人に1人を超えた。2005年、2010年の調査に続き、3回連続で世界一の割合となった。うち高齢化が最も深刻な秋田県では、約3人に1人が65歳以上。
また47都道府県の65歳以上の人口の割合が、統計開始より初めて15歳以下の割合を上回った。データによると、15歳以下の人口は1586万人、総人口の12.7%のみで、世界最低水準だ。
日本人は長寿で知られる。男性の平均寿命は80歳以上、女性は86歳以上。深刻化を続ける高齢化は、重い財政負担になっている。麻生太郎副総理兼財務大臣は今月21日、「90歳で老後心配、いつまで生きてるつもりだ」と発言し、物議をかもした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月30日