日本が南中国海問題を誇張、海空連絡メカニズムの運用を妨害=中国大使館

日本が南中国海問題を誇張、海空連絡メカニズムの運用を妨害=中国大使館。

タグ: 南中国海問題 在日中国大使館 薛剣報道官

発信時間: 2016-06-30 14:45:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

在日中国大使館の薛剣報道官は29日に定例記者会見を開き、海洋安全問題をめぐる中日間の最近の緊張情勢について、「中国軍艦の航行は国際法に基づく正常な活動で、日本の安全を損ねる意図はない。両国の関係改善の流れが依然として脆弱な状況下、双方は特に敏感な問題を適切に処理する必要がある。海洋など中国と関連する問題を喧伝・誇張せず、海空連絡メカニズムを早期運用し、食い違いをしっかりコントロールし、両国関係を正確な軌道上にのせるべきだ」と指摘した。

共同通信は29日、「海空連絡メカニズムの運用について、中国側の理由により進展は難しいとする観点がある」と報じた。

薛報道官はこれについて、「同メカニズムは両国首脳の合意事項だ。日本は世界で海洋問題、特に南中国海問題を利用し謂れなき批判をし、中国を攻撃し、双方の対話と協議に深刻な影響を及ぼしている。この双方に有利な取り組みが、安定的かつ建設的な雰囲気のなか、一日も早く実施されることを願う」と述べた。

薛報道官は、東中国海上空で中国軍の戦闘機が航空自衛隊機に対し「攻撃動作」を仕掛けてきたとの記事を元空自幹部がインターネット上で発表したことに関し、事実無根であり、デマを流布する者には下心があると指摘した。また日本政府が本件について公式に説明していることに留意しており、日本側が建設的な態度で中日間の問題を見据えることを願うとした。

また薛氏は25日に開かれた、アジアインフラ投資銀行(AIIB)第1回年次総会について、「新メンバーの受け入れは、今回の年次総会後に始まり、2017年年初に第1陣となる新メンバーについて議論する。中国側は開放的な地域主義の原則に基づき、日本の地域協力における地位と力を重視し尊重する。日本はAIIBに加盟していないが、中国は多方面の対話枠組み、世界銀行、アジア開発銀行の枠組み内で、日本との意思疎通と対話を強化し、アジアのインフラ整備と経済発展を共同推進したい」と表明した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月30日

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