日本メディアによると、米大統領選で共和党指名候補に確定した企業家のドナルド・トランプ氏は6月28日、ペンシルベニア州で演説を行い、大統領に就任したら「米国を環太平洋連携協定(TPP)から撤退させる」と述べた。また、彼は日本などのその他の参加国に再交渉を求める考えはないと明かした。
トランプ氏は演説の中で、「TPPは米国の製造業に致命的な打撃をもたらし、修正はできない」と主張し、TPPの代わりに各国と二国間協定を締結すべきとの見解を示した。
参加12カ国の中で最大の経済圏である米国の議会での承認は、TPP発効に不可欠である。オバマ政府は年内の承認を目指していたが、トランプ氏やヒラリー氏の反対によりその時期はいつになるかわからない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月1日