任天堂が発表したポケモンのスマホゲームがゲーム業界で話題となり、多くのゲームファンの注目を集めている。任天堂の株価は1983年の上場以来、単日で最大の上げ幅を記録。わずか2日で企業価値を7500億ドル近く上げた。日本で最も有名で人気のあるアニメキャラクターのひとつであるピカチュウが誕生したのは20年前だった。リリースされるや、劇的なかたちでブームとなり、その流行が衰えることはなかった。現在では、国際的な日本のイメージを代表するものの1つとなっている。「放電する小さな妖精」は、かわいいだけでなく金も吸い上げる。このキャラが日本で人気になったのは、日本に残る妖怪文化と、純粋だった子供の頃の思い出と密接な関係がある。
「TIME」誌で「今年の人物」に選ばれる
黄色いピカチュウは、ポケモンファミリーの中で最も有名なモンスターだ。光が弾ける音の「ピカ」、ネズミの声の「チュウ」を組み合わせたのが名前の由来である。その原型はリスやハムスターだと言われている。丸い体と発電するしっぽが特徴だ。
「ポケモン」の主要キャラであるピカチュウは1996年に誕生した。この年、任天堂はゲームボーイでポケモンのゲームを発売した。1997年、ポケモンをモチーフにしたアニメがテレビ東京で放送開始し、1998年、劇場版のポケモンが日本で上映された。その後「ポケモン伝説」は20年続き、ポケモンのゲームは現在7代目、アニメはすでに5部、数百話が放送されている。ピカチュウとスーパーマリオは任天堂帝国の「双子のスター」となり、日本では知らない人がいなくなった。そしてその地名度は国を越えて世界へと広がった。1999年、ピカチュウは米誌「TIME」において「世界で最も影響力のある人物」となり、「ハローキティ」以降で最も人気のあるアニメキャラクターとされた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月15日