中国外交部の陸慷報道官は24日、記者からの質問に回答した際に「日本は南中国海問題の当事国ではなく、中国側にいちゃもんをつける資格はない」と表明した。
記者からは「日本の岸田文雄外相は、東アジアの外相会談中に王毅外交部長と会談できれば、南中国海問題を取り上げると述べた。中国側はこれについてどう論評するか?」という質問があった。
陸報道官は「フィリピンの南中国海仲裁案は当初より違法かつ無効だ。中国側が裁決を受け入れないのは、国際法と国連海洋法条約に基づき自国の合法的な権利を守るためだ。中国側は日本に対して、南中国海問題を喧伝し介入しないよう促す。日本は南中国海問題の当事国ではなく、それから恥ずべき歴史もあり、中国側にいちゃもんをつける資格はない」と回答した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月25日