米国防総省のプレスリリースによると、米海軍は19日、ベル/ボーイングに日本向けのティルトローター機「V-22 オスプレイ」4機(総額5億4500万ドル)を発注した。これは30億ドルで17機のV-22と関連設備を購入するという、自衛隊の計画にとって最新の発注だ。オンライン雑誌『ザ・ディプロマット』が22日に伝えた。
オスプレイは従来のヘリコプターとターボプロップ機を融合させたもので、垂直離着陸機能のほか、短距離離着陸機能を持つ。その速度と航続距離は、従来のヘリを上回る。
これらのオスプレイは、海上自衛隊のヘリ空母「いずも」に配備される。防衛省は東中国海にオスプレイを配備すると発表している。オスプレイ導入は、水陸両用・海上作戦能力を高めようとする自衛隊の取り組みの一環だ。
オスプレイ4機のほか、日本は2016年度、2017年度に次の軍事設備を購入する。BAEシステムズが生産する水陸両用車「AAV7」11台(日本は2017年までに水陸両用機動部隊の設立を計画中)、三菱重工の対潜ヘリ「SH-60K」17機、ノースロップ・グラマンの無人機「RQ-4 グローバルホーク」3機、F-35A戦闘機6機、川崎重工の軍用輸送機「C-2」1機、新型小型機動戦闘車36台。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月26日