日本の対アフリカ援助、秘められた野心

日本の対アフリカ援助、秘められた野心。

タグ: 日本,TICAD VI,アフリカ開発会議

発信時間: 2016-08-30 10:01:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本が主宰する第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)が28日、ケニアの首都ナイロビで閉幕した。日本の安倍晋三首相は会議で、新たな対アフリカ援助計画を発表した。

アフリカを援助で誘惑

日本メディアの報道によると、日本政府は今回の会議を極めて重視しており、5月のG7伊勢志摩サミットに続く今年の重大な外交活動として位置づけていた。安倍首相が自らケニアを訪問し会議に出席し、15年ぶりに同国を訪問した日本の在職中の首相になった。岸田文雄外相の他に、榊原定征経団連会長、数十社の企業及び団体の代表者が随行した。

安倍首相は27日の会議開幕式で、今後3年内に日本政府と民間からアフリカに総額300億ドルを投資し、かつ1000万人規模の人材育成計画を実施すると宣言した。安倍首相はさらに「日アフリカ官民経済フォーラム」を創設し、日本政府の閣僚と経済団体の要人が3年毎にアフリカを訪問することで、双方の経済関係の強化を目指すとした。

秘められた政治的野心

アナリストは、「日本は今回の会議を大々的に開催し、さまざまな承諾をした。これはアフリカへの重視、気前のいい援助のように見えるが、その裏側には利己的な経済・政治的意図が隠されている」と指摘した。

経済面で、アフリカの豊富な資源は日本のターゲットとなっている。アフリカ経済の発展により、アフリカ市場は近年、日本から注目を集めるようになった。

日本の対アフリカ貿易・投資には資源狙いの意図があり、対アフリカ経済協力は南アフリカ、ケニア、エジプト、ナイジェリアといった資源が豊富か、戦略的に重要な位置を占めている国に集中している。

政治面で、日本は経済援助によりアフリカでの影響力を拡大し、国連安保理常任理事国入り、中国との競争という目的を実現しようとしている。

また中国・アフリカ関係の急発展に対して、日本は昔から妬ましく思っていた。日本は今回の会議で、中国への競争意識を露呈した。安倍首相は講演中、「質」という言葉を何度も強調した。日本メディアは、いわゆる「中国とは異なる」日本のイメージを確立しようとしたと報じた。安倍首相はさらに、アフリカと海洋安全問題で協力すると提案し、アジアとアフリカを結ぶ海の道を「パワーと威圧から遠く離れた、法による支配を重視する市場経済の場」にすると称した。日本メディアは、これは中国の海洋活動を念頭に置く発言だと伝えた。

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