野望は実現困難
アナリストは「日本は対アフリカ協力の強化を鳴り物入りで進めているが、実際には数多くの問題が存在するため、アフリカ諸国の支援により政治的野心を満たすという目的は実現しがたい」と分析した。
まず、日本経済が長期的に低迷しており、政府の財政資源に限りがあり、大規模な対アフリカ援助を維持できない。
次に、日本政府は対アフリカ援助を直接援助から官民連携の援助に変えていっており、さらには民間投資が中心的になっている。しかし日本企業は対アフリカ投資に消極的で、かつコストなどの面で競争力が低下している。
それから、アフリカへの援助方法は歓迎されない。日本は先進国、G7参加国であり、対アフリカ協力は西側諸国の援助方針による影響を受けている。援助が往々にして援助先の国内政治問題と関連付けられるため、援助先は不満を抱いている。このような援助は援助先の実需に合致しないことが多い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月30日