日本の民進党代表選が15日の投開票まで1週間を切った。日本経済新聞社が国会議員の有権者の支持動向を調べたところ、蓮舫代表代行が全体の4割強にあたる64人を固めたことが分かった。日本メディアが伝えた。
前原誠司元外相は4分の1にあたる38人、玉木雄一郎国会対策副委員長は2割弱の23人。3陣営は態度未定の国会議員などへの働きかけを強めている。
投票結果は総数849ポイントを争う形で実施する。国会議員票は1人2ポイントで294ポイントに換算され、全体の35%を占める。
国政選挙の公認予定者には118、党員・サポーターには231、地方議員には206ポイントがそれぞれ割り振られている。今のところ蓮舫氏が優位な戦いを進めているものの、前原、玉木両陣営とも最後の追い込みを図っており、情勢はなお流動的な面もある。
各陣営は国会議員に加え、国政選挙の公認候補予定者、地方議員、党員・サポーターの投票動向が結果を左右するとみて、支持の呼びかけを強化している。
蓮舫氏は所属する野田佳彦前首相グループのほか、旧社会党系や旧民社党系から細野豪志元環境相のグループまで幅広く支持を獲得。岡田克也代表ら現執行部からも推す声が多い。蓮舫氏を支持する議員の一人は「唯一の女性候補で発信力も高い」と述べた。
前原氏は自らのグループや長島昭久元首相補佐官のグループなど保守系のほか、大畠章宏元経済産業相のグループからも支持を得ている。元民主党代表の小沢一郎生活の党共同代表に近いとされる議員も前原氏を支持。支持者は「新しい社会保障の提案がある」などを理由としている。
玉木氏は大畠グループ、リベラル系などに賛同者がいるが、推薦人20人以外の浸透が課題だ。3候補で最も年齢が若く、議員経験も浅いため「民進党の刷新につながる」との声が聞かれる。党内最大の旧維新の党グループ(23人)は、3陣営に支持が分かれている。
前原氏の陣営では「決選投票に持ち込み、玉木氏と連携したい」と「2、3位連合」で逆転を狙う戦略も浮上する。玉木氏を支持する議員の一人は「あうんの呼吸だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月12日