世界の政財界首脳らが集う「ダボス会議」の主催団体でスイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)は28日、2016年の国際競争力ランキングを発表した。日本の総合順位は138カ国・地域中8位で、前年の6位から後退。うち技術革新力や高等教育の質などの評価が下がり、全体の足を引っ張った。時事通信が伝えた。
首位は8年連続でスイス。2位、3位も前年と同じくシンガポール、米国の順だった。英国は10位から7位に上昇したが、これは欧州連合(EU)離脱決定前のデータに基づいた評価だ。各国は今後について「EU離脱が競争力にマイナスの影響を与えそうだ」とみている。
日本は、研究機関の質などの評価が下がった。2007-15年までの間、常にこの項目で5位以内に入っていただけに、「日本の優れた技術革新力が衰えつつあるように見える」と指摘された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月29日