日本は14日、初の国産ステルス機、X-2(先進技術実証機) の試験飛行に再び成功した。製造メーカーの三菱重工業によると、パイロットは試験飛行について「非常に安定的だった」と話した。米CNNが18日に伝えた。
この双発機(日本を代表する赤と白の塗装)は名古屋空港を離陸し、上昇・下降・旋回など各種動作の試験を実施した。
三菱重工業によると、同機は航空自衛隊の岐阜基地に着陸した。パイロットは、実際の飛行とシミュレーションの状況に大きな差はなかったと話した。
これは日本が地域で積極的な防御に転じている最新の証左だ。これは2016年の防衛予算を7.6%増やした、中国の軍拡を受けての反応だ。
日本がステルス戦闘機を開発することで、すでに複雑極まる安全情勢に新たな要素が追加された。世界の首脳は朝鮮半島の緊張情勢、北東アジアから南のシーレーンにおける領土問題を懸念している。米国は同地域における重要な前線基地の多くが、日本国内にあることを忘れてはならない。
三菱重工業によると、X-2の機体やエンジン、その他の先進的なシステム・装置のすべてが、未来の戦闘機に使用できるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月23日