インドのモディ首相を送り出したばかりの日本は、15日にマレーシアのナジブ首相を迎える。日本の「外交の秋」は多忙を極めているが、常に中国の影が目に入る。
マレーシア政府が発表した情報によると、ナジブ首相は15−17日に訪日し、安倍晋三首相、石井啓一国土交通大臣と会談する。ナジブ首相は就任後、4回目の訪日となる。マレーシア政府は今回の会談の議題について、詳細に説明していない。
共同通信は14日、中国の海洋進出に対する南中国海沿岸国の支援強化の一環として、政府がマレーシアに大型巡視船2隻を供与する方針を固めたと報じた。安倍首相が首脳会談で、この決定を発表する見通しだ。許与されるのは海上保安庁の中古船で、全長90メートル。日本の政府開発援助によって補修し、来年1月にもマレーシアに引き渡す予定だ。また日本は、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画の、来年の国際入札に参加の意向を示しており、これも会談の議題になりそうだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月15日