THAAD、日本も配備か?

THAAD、日本も配備か?。

タグ: THAAD,日本

発信時間: 2016-11-24 13:48:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

共同通信は20日、「稲田朋美防衛相は12月中旬、米領グアムを訪問する方向で最終調整に入った。米軍の最新鋭迎撃システム『高高度防衛ミサイル(THAAD)』を視察する予定で、防衛省はTHAAD導入を検討している。政府関係者が20日、明らかにした」と報じた。

朝鮮の弾道ミサイルへの対応を強化するため、タカ派の女性防衛相が就任したばかりの防衛省は、THAAD導入を加速している。それではこのグアム訪問は、日本がTHAAD配備の準備に着手することを意味するのだろうか?

外交学院の周永生教授はこれを肯定し、韓国に便乗しTHAAD配備を目指すという方針が、すでに実行に移されていることが示されたと判断した。

中国社会科学院日本研究所外交研究室長の呂耀東氏も、日本のTHAAD配備は間違いないことであり、時間の問題にすぎないと判断した。「中谷元前防衛相は昨年ハワイを訪問した際に、日本がTHAAD導入を検討していると表明した。当時メディアは、中谷氏はあいまいな態度を示したが、日本のTHAAD導入は手続きの技術的な段階に入ったと、ほぼ断定できるとしていた」

共同通信によると、今回のグアム訪問は、朝鮮の日増しに拡大する「ミサイルの脅威」への対応を目的としている。

周氏は日本のTHAAD配備を、単なる便乗と判断した。「日本はすでにパトリオットミサイルを配備しており、低空迎撃が可能なため、すでに十分だ。日本にはさらにSM-3高空迎撃システムがあり、高空迎撃も問題ない。韓国はやや劣るため、THAAD配備は理解できるが、日本の配備は完全に余計だ」

呂氏は、朝鮮への対応は一つの口実に過ぎず、主な目標ではないと判断した。軍事技術的に見ると、日本のTHAAD導入は国内の2層のミサイル防衛システムの不備を補い、より整った3層のミサイル防衛システムを構築することで、周辺諸国への抑止力を強化することが目的だ。

呂氏はさらに任期満了を迎えるオバマ大統領が、「アジア太平洋リバランス戦略」をトランプ政権にも継続させるため、トランプ氏が政策を明らかにする前に米日同盟関係を強化しようとしていると分析した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月24日

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