軍拡の勢いが強まる
安倍政権の防衛予算の増額に対して、国民と国際メディアが批判を続けている。日本共産党の小池晃書記局長は「安倍政権は悪い結果を国民に押しつけようとしている。軍拡の道を暴走し、必ず窮地に陥り行き詰まるだろう」と批判した。BBCは、「高齢者にサービスを提供する社会保障法案により、日本経済が重い負担に耐えられなくなっているが、軍事費と海保の予算増額は負債を増やし続けるだけだ」と指摘した。
安倍首相が2012年に再任すると、補正予算案に巨額の防衛費を計上する傾向が強まり続けている。防衛省の関係者は「今後(防衛費の)増加傾向がいつまで続くか分からない」と述べた。日本政府内では、差し迫った東アジア情勢に対応するため、今後の防衛費の増額は制御が困難になると懸念する声もある。
呂氏は「安倍首相の最大の野心は、改憲によって集団的自衛権の行使を容認し、日本を『正常な国』にすることだ。日本の防衛費は今後も増額を続ける。こうすれば国際社会の不安定要素が増え、アジア太平洋の安全を脅かすことになる。国際社会は銃を担ぎ世界に向かう日本に対して、強い警戒を維持する必要がある」と警鐘を鳴らした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月31日