9日午後、中日のSNSで両国の空の勢力が対峙したという情報が伝わったが、日本の防衛省がついにこれを裏付けた。防衛省は9日夜、航空自衛隊の今回の大規模行動は「中国軍機の対馬海峡通過によるもの」と説明した。日本側が公開した画像によると、今回の行動は中国海軍機が中心だった可能性があるが、空軍機が参加した可能性も否定できない。中国の権威ある軍事専門家は、環球時報に対して次のように述べた。
H-6爆撃機6機と言えば大規模な編隊で、非常に高い戦闘力を持つ。中国空軍もしくは海軍が西太平洋を出入りする際に、通常は2−3機を派遣する。6機同時とは珍しい。日本側の説によると、H-6爆撃機6機が対馬海峡を通過したそうだが、極めて稀なケースのようだ。
今回の訓練は、中国海軍航空兵の大規模な編隊による遠距離・遠洋訓練水準が大幅に向上し、不慣れな海域でも正確に飛行できる能力をつけたことを意味している。対馬海峡の通過は、宮古海峡やバシー海峡よりも難易度が高い。対馬海峡は非常に狭く、海峡の公海は日本の領海に近いからだ。他国の領空を侵犯せずこの狭い海峡を通過するには、高い衛星測位能力、それから高い飛行技術と先導技術が必要だ。
中国が今後、戦略空軍を作るにせよ戦略海軍を作るにせよ、第一列島線の通過は常態的な訓練内容になる。中国は中遠距離の戦略爆撃機と、各種勤務保障機を持つ。飛行能力を手にするためには、さらにパイロットの能力と指揮・管制能力を高める必要がある。そのため中国軍によるこのような訓練は、非常に正常だ。日本メディアは対馬海峡を行き来したと伝えているが、対馬海峡周辺は特殊な地理環境であり、海峡も非常に狭い。そのためこれは中国の編隊が通過後、そのまま戻ったことを指しているのだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月10日