韓国北西部・京畿道の議員団体は16日、今年12月に韓国と日本の間で領土問題が存在する独島(日本名・竹島)に、慰安婦少女像を設置することを検討中と発表した。日本政府は反対を表明。
聯合ニュースによると、京畿道議会の議員34人が同日、新たな像の設置に向けた募金活動を開始した。目標額は7000万ウォン。同議員団体は、慰安婦像は韓国人に歴史を忘れるなと促すとした。
日本の岸田文雄外相は17日の記者会見で、日本は慰安婦像の設置計画を「受け入れられない」と表明した。
新しい像は、今年12月14日に公開される。6年前のこの日、1体目の慰安婦像が、ソウルの日本大使館前に設置された。日韓の政府は2015年12月、双方が慰安婦問題で合意に至ったと突如発表した。これには日本が韓国政府の「和解・治癒基金会」に10億円を出資するという内容が含まれた。日韓メディアは、日本側の条件には、ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像の撤去が含まれると報じた。
この政府間の合意は、韓国の民間から批判を浴びている。韓国の民間団体は昨年12月、釜山の日本総領事館前に別の慰安婦像を設置した。日本はこれが合意に反しているとして、駐韓大使を一時帰国させた。
韓日両国は一連の歴史問題や、独島の主権をめぐり係争中だ。共同通信は、係争中の島に慰安婦像を設置する計画に進展があれば、韓日両国の関係がさらに緊張する可能性があると報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月18日