日本の財務省が25日発表した2016年の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は4兆741億円の黒字だった。日本メディアが伝えた。
貿易黒字は2010年以来6年ぶりで、2011年の東日本大震災後で初。輸入額が原油安などで減少し、貿易収支は2015年の2兆7916億円の赤字から改善された。
国・地域別に見ると、対米輸出額は14兆1431億円で、中国(中国香港を除く)を上回り4年連続で1位となった。対米貿易黒字は、前年比4.6%減の6兆8347億円。日本の輸出額と貿易黒字を問題視するトランプ大統領の就任による影響があり、貿易の先行きは不透明だ。
輸出総額は前年比7.4%減の70兆392億円で、3年連続で減少。輸入総額は15.9%減の65兆9651億円で、2年連続で減少。
地域別に見ると、対中貿易赤字は4兆6531億円、対EU貿易赤字は1540億円。
同時に発表された2016年12月の貿易収支は6414億円の黒字で、4ヶ月連続で黒字を実現。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月26日