日本の安倍晋三首相は、念入りにセッティングした米国のトランプ大統領との謁見に向け、本日より訪米する。日本政府とメディアは今回の訪米について、トランプ大統領が安倍首相を別荘に誘い、共にゴルフをするという「特殊な待遇」の誇張に力を入れた。
米大統領に「手土産」を贈るため、安倍政権は日本企業に対米投資計画を発表するよう促した。こうすればトランプ大統領が安倍首相と会談した際に、ツイッターでさらすことのできる数字になるわけだ。しかし日本国内でも海外でも、貿易・為替・安保経費で日本を強く非難していたトランプ大統領がこの「ゴマすり」に騙されるかは、静観が必要とされている。
ドイチェ・ヴェレはさらに、これはトランプ大統領が高圧的に日本に仕掛けた「罠」だと憶測している。米国は8日、対外貿易収支を発表した。日本はドイツを抜き、3年ぶりに米国にとって2番目の貿易赤字国となった。日本の財界・経済界はこれに肝を冷やした。多くの日本企業は西側メディアの取材に応じた際に、安倍首相がトランプ大統領から今回、法外な値段をふっかけられることを懸念していると答えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月9日