警戒を誘う日本の「右旋回」
日本では近年、歴史的な後退と言える行動が目立っている。アパホテル事件は、右翼保守勢力の悪行の「氷山の一角」にすぎない。政治家による度重なる靖国神社参拝、領土争いを通じた隣国敵視の扇動、歴史教科書の改ざんによる侵略の歴史の美化などの行為はいずれも、日本社会全体の右方向への旋回の具体的な表れである。
「歴史修正主義」は日本社会で勢力を伸ばしている。中国などの国はだからこそ、日本政府が歴史を直視・反省し、正しい歴史観で国民を教育し、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促す責任を負っている。
同時に我々は、日本軍国主義の復活が世界の平和と安定にもたらすリスクをしっかりと見据え、警戒を保ち、断固としてこれを阻止する必要がある。中国の習近平国家主席がかつて強調したように、日本軍国主義が当時犯した侵略の罪を隠すことは許されず、歴史の真実を歪曲することも許されない。日本軍国主義の侵略の歴史を歪曲・美化するあらゆる言動は、中国の国民とアジアの被害国の国民によって受け入れられることはなく、正義と良識を備えた日本国民がこれを受け入れることもないと信じる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月10日