日本では、結婚は愛の墓場とは限らず、「プライベート」の墓場になる可能性のほうが高い。そこで多くの夫婦は熟年を迎えると、結婚生活から卒業する「卒婚」を選んでいる。日本新華僑報網が伝えた。
日本社会は発展しており、ポストモダン的なライフスタイルを目にすることができ、さまざまな新語が生まれている(オタク、孤独死、熟年離婚など)。日本では孤独なライフスタイルを好む傾向が強まっている。人と人との関係は、微妙な形になっている。
例えば結婚だ。日本では、結婚は愛の墓場とは限らず、「プライベート」の墓場になる可能性のほうが高い。結婚後は、多かれ少なかれプライベートを犠牲にしなければならない。女性は職場での時間、友人との交流、個人的な趣味を犠牲にし、家族や子供の世話をしなければならない。男性は独身時代の経済的な自由を犠牲にし、家族に対する責任を負う。男女に関わらず、結婚は確かに温もりをもたらすが、何かを奪うことも否定できない。
そこで夫婦は人生後半の熟年を迎え、子供が成長し定年退職を迎えると、これまでの半生を振り返り、今までの家庭と配偶者を中心とする生活を続けるべきかと真剣に考えるようになる。
このように人生を見直す日本人は少数派ではなく、結婚生活から卒業する「卒婚」という言葉が生まれた。卒婚とは夫婦関係を続けるが、相手に干渉せず、それぞれで暮らしていこうという概念だ。このような生活に賛成する人は、どれほどいるのだろうか。ある調査結果によると、女性の53%、男性の32%がこの新しい結婚生活の形に賛成している。それでは、どのような人が卒婚を選ぶのだろうか。