アベノミクスの効果(三)即席麺、経済の先行きへの悲観を味わう

アベノミクスの効果(三)即席麺、経済の先行きへの悲観を味わう。

タグ: アベノミクス

発信時間: 2017-03-20 16:21:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍首相が就任後、最も高い成長率を示しているのは、即席麺の消費だ。昨年第1四半期の日本の即席麺消費額は月平均26.1%増となり、4四半期連続で2桁台の伸び率を示した。しかしこれは本当に朗報だろうか?

安い商品が飛ぶように売れているが、その他の商品の消費額(教育、娯楽、交通など)が減少している。ロイター通信は「安価な即席麺の売れ行きが好調をキープしているが、これは日本人のデフレ脱却への自信がほとんど残されていないことを示している。消費の回復が力を失っているのは、国民の所得水準が低いためだ」と論じた。

呉氏によると、一般人が悲観的になっていることには、二つの理由がある。日本国内を見ると、高齢化や社会保障の不備など、構造的に経済発展を抑制する要素が存在する。日銀がマイナス金利を導入し、民間銀行がかつてないほど金利を引き下げても、融資が減少している。国民の消費の意欲が、低下を続けている。これは個人消費のGDPへの寄与度が高い日本にとっては、大ダメージだ。

外部の要素を見ると、日本製品の対欧米輸出は、需要減により減速している。中日関係の悪化により、日本は一つの大市場を失い、輸出に大きな影響が生じている。

アベノミクスは本当に行き詰ったのではないかと疑わざるを得ない。2019年に消費税をさらに引き上げれば、日本経済はさらに苦しい状況に陥るだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月20日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。