北京外国語大学の女子学生、「而立会」から翻訳能力の認定書を取得

北京外国語大学の女子学生、「而立会」から翻訳能力の認定書を取得。 三潴氏は麗澤大学教授でもあり、学習者の現代中国語の読解・翻訳能力を高めるため、自ら同講座を考案した。講座はオンライン授業が中心で、30レベルに分かれる。受講生は1レベルから開始し、定期的にアクセスし、実力に応じたレベルの翻訳を行う…

タグ: 北京外国語大学 翻訳 人民日報 而立会

発信時間: 2017-03-30 14:12:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

許源源さん(真ん中)に認定書を授与する三潴会長(左)。右は北京外国語大学日本語学科の宋剛准教授

特殊な資格授与式が29日午前、北京外国語大学日本語学部で開かれた。同学部の院生(1年生)の許源源さんは、「日中翻訳活動推進協会」( 通称「而立会」)(HPアドレス:http://www.jiritsukai.org/)による「現代中国語書き言葉“論説体”翻訳能力養成・認定講座」の最高レベル(30レベル)の試験に合格し、而立会の会員になった。イベントの現場で、而立会の三潴正道理事長が自ら認定書を授与し、努力を続けさらなる成績を記録するよう激励した。

三潴氏は麗澤大学教授でもあり、学習者の現代中国語の読解・翻訳能力を高めるため、自ら同講座を考案した。講座はオンライン授業が中心で、30レベルに分かれる。受講生は1レベルから開始し、定期的にアクセスし、実力に応じたレベルの翻訳を行う。三潴氏は訳文を添削し、評価する。2ヶ月内に全30レベルの試験を終えた受講生のみが認定書を手にし、而立会に入会することができる。中日両国で今回試験に合格した5人のうち、許さんの他にも北京外国語大学日本語学部の教員が含まれた。

40年に渡り人民日報の翻訳を続けた日本人の教授

三潴氏は同講座を考案した目的について語り、若かりし頃を思い出した。東京外国語大学大学院を修了した三潴氏は、1977年に初めて訪中し、日本青年友好訪中団の通訳を担当した際に、中国語の話し言葉と書面語の表現方法がまったく異なることを意識した。いかに中国語の書面語を正確に翻訳し、中国の各方面の情報を真に理解するべきか。これは三潴氏にとって、重大な難題となった。

三潴氏は偶然、大学時代の教員が人民日報を翻訳の教材にしていたことを思い出した。人民日報には政治・経済・社会・生活などの内容が含まれる。短い記事があれば、深みのある社説もあり、この問題を解消するにはうってつけだ。そこで三潴氏はその日から、人民日報の閲読と翻訳を開始した。毎日特に3つの記事を選んで読み込み、毎月その中から8つを選び翻訳する。これを40年続けたのだ。

同講座で使われる問題は、三潴氏が集めた人民日報の内容だ。三潴氏は「人民日報の閲読と翻訳により、翻訳レベルを高めることができるほか、中国を全面的かつ深く理解することができる。これは喜ばしいことだと思う」と話す。

1   2    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。