日本が半島情勢に興奮、隠された野心とは?

日本が半島情勢に興奮、隠された野心とは?。

タグ: 朝鮮,日本,新安保法案

発信時間: 2017-04-19 09:48:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

朝鮮の核問題が最近、再び国際社会の議論の焦点になっている。米国は先制攻撃をしかけるだろうか、朝鮮は6回目の核実験に踏み切るだろうか。一連の問題が世界の目を惑わせ、諸説紛々とし、意見がまとまっていない状況だ。そのうち、日本政府と日本メディアは、最も熱心と言える。

半島情勢が緊張するなか、安倍晋三首相はこの機を逃さず、朝鮮がサリンを含む弾頭をミサイルに搭載し、攻撃する可能性を挙げた。安倍首相はさらに戦争が発生した場合、朝鮮に拉致されている日本の人質を救助する方法を検討している。防衛省も黙ってはおらず、情報によると、朝鮮への武力行使の手段を検討中だ。日本メディアも、トランプ米大統領が武力行使した際に、日本はいかに対応すべきかと懸念する記事を、立て続けに掲載している。

日本の右翼勢力が朝鮮半島の動乱から、漁夫の利を得ようと強く願っていることは明らかだ。日本は長期的に朝鮮政権を敵とし、日本の安全への脅威を喧伝する一方で、朝鮮で動乱が生じ崩壊することに期待している。このようにならなくても、米韓と朝鮮を真っ向から衝突させたところで、日本にとって何も不都合なことはない。

朝鮮半島の動乱を、日本は過度に懸念していない。普段は朝鮮の脅威を騒ぎ立てているが、実際には朝鮮半島で動乱が生じても、日本に危険が及ぶ可能性は低い。朝鮮がまず対応すべきは韓国であり、韓国を飛び越し日本に攻撃する余力がほとんどないからだ。また朝鮮にとって最強の敵は米国であり、米国を抜きにして日本と一対一で戦うことはない。韓国と米国が盾になるため、日本は過度に懸念する必要などはなく、利益にも期待できるほどだ。

安倍政権の最大の目標は、平和憲法の改定だ。朝鮮半島で動乱もしくは戦争が発生した場合、これは日本の安全の脅威という口実になり、国内の改憲を推進できる。そのため日本の右翼勢力が最も期待しているのは、朝鮮半島で動乱が生じ、火中の栗を拾うことだ。

日本は2016年に、新安保法案を正式に施行した。自衛隊はまだ、容認された集団的自衛権を行使したことがない。彼らは朝鮮半島の動乱もしくは戦争を通じ、集団的自衛権を行使しようとしている。こうすることで米国の攻撃を支援し忠誠心を示し、さらに朝鮮への攻撃で日本の国際的地位を高め、自衛隊の実際の作戦能力を鍛えることができる。その後の改憲、自衛隊の拡大と国防軍への格上げに向け、実戦の基礎を固めることができる。

当然ながら日本国民は、朝鮮の弾道ミサイルと核兵器を確かに懸念している。これは右翼勢力の過度な喧伝との間に、高い関連性を持つ。日本の安全保障を口実とし、地域と世界で孤立した政権を攻撃する。これは日本の右翼勢力が自らの力を拡大し、日本を全面的な政治・経済・軍事大国に向かわせる、まさに絶好のチャンスと言える。そのため朝鮮半島情勢の過度な喧伝と介入は、日本の右翼勢力と彼らが率いる政権による、大いに力を振るおうとする腹黒い野心を反映している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月19日

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