中国外交部の陸慷報道官は20日の定例記者会見で、日本政府が慰安婦問題の関連公文書を「見て見ぬふり」している件について、動かぬ証拠が山とあり、言い逃れは許されないと表明した。陸報道官は、日本は歴史をしっかり直視し反省することで、初めて歴史の重荷を下ろすことができると指摘した。
質問:日本の国立公文書館は今年2月、内閣官房に対して、慰安婦問題に関連する公文書19件提出した。これには第二次大戦中の日本軍による慰安婦強制の事実が明記されている。しかし内閣官房の高官はこれを否定し「全体として見ると、強制連行を直接示すような記述は見当たらない」と話した。中国側はこれについてどう論評するか。
答え:中国側は関連報道に留意している。慰安婦強制は日本軍国主義が第二次大戦中に犯した深刻かつ非人道的な罪であり、動かぬ証拠が山とあり、言い逃れは許されない。日本政府は今日も同問題をあくまでも否定し、見て見ぬふりをしているが、これは日本側の歴史問題における間違った態度を再び露呈するだけだ。
歴史をしっかり直視し反省することで、初めて歴史の重荷を下ろすことができると強調しなければならない。我々は日本側に対して、歴史を鑑とし、関連国と国際社会の関心事を重視し、責任ある態度で関連問題を適切に処理するよう再度要請する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月21日