日本人は想像するほどお金持ちではない? 成人の小遣い、ここ10年で最低に

日本人は想像するほどお金持ちではない? 成人の小遣い、ここ10年で最低に。

タグ: 日本 小遣い

発信時間: 2017-05-05 14:35:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本に来た後、記者はしばしば、日本人の細かい計算に感心させられた。例えば日本では、定番のアイスが5円上がっただけで、全国のメディアが注目する重要なニュースとなる。夜にバーに行ってみると、サラリーマンがビール2本、つまみ2皿を頼んで、一晩中飲んでいる姿が見られる。

日本経済というと、「日本政府は富を国民に蓄えている」との言い方がなされる。では「富」はいったいどこに行ったのか。日本人のお金はいったいどこに使われているのか。最新のデータによると、日本人の平均年収は414万円(約25万5千元)。この数字は決して低くはないが、多くの日本のサラリーマンは懐の寒さを感じている。その原因はいくつかある。まず日本は物価が高い。特に食品と交通ではそれが際立つ。東京では4分の1サイズの白菜が200円(約12.3元)で売られている。バスに1回乗っただけで220円(13.6元)かかる。次に大部分の日本人家庭では、男性だけが働いている。男性の収入だけで、一家の日常の支出を賄わなければならないだけでなく、住宅費や子どもの学費も出さなければならない。これらの費用は決して小さくはない。また日本人は、老後の経済状况に不安を持っており、お金を使いたがらない。

老後の生活の心配から、現代の日本の若者は財布のひもをますますきつく締めている。現在の生活を維持し、子どもを養わなければならない一方、将来を考えて、退職後も生活していけるように貯蓄をしなければならない。

日本では、資産家を別とすれば、高齢者が金持ちと考えられている。これらの人びとは皆、バブル経済の時代を経験しており、資産も豊かだ。明治安田生命保険が4月28日に発表した調査によると、20%を超える日本の家庭は貯蓄ゼロだったが、50歳から70歳の年齢層の家庭の平均貯蓄は1000万円を超えていた。だが両親がお金持ちであるということは、子どももお金持ちであることを意味してはいない。日本では、贈与でも相続でも、低くはない率の所得税を納めなければならない。そのため日本の若い世代は、赤貧とは言わないまでも、余裕のない生活を迫られている。(文:朱曼君・中国国際放送局記者)

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月5日

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