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発信時間： 2017-05-05 16:46:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本に来たばかりの頃は、子供たちの天国だと感じた。市役所にはベビーベッドがあり、店には授乳室があり、母と子供への配慮が見られる。しかし長く暮らしていると、これが表面的なものに過ぎないことに気づいた。多くの母親は、日本では子供を連れて外出するのが怖い、泣けば嫌な目で見られるからだと不満を漏らしている。

有名歌手の宇多田ヒカルさんも最近テレビ番組で、日本は子育てする母に友好的ではないと批判した。ロンドンでは飲食店でも公園でも授乳でき、止められることはないという。現地人はこれを正常なこととしている。ところが日本では、ベビーカーを使い交通機関を利用しても、誰からも手を貸してもらえない。2014年の調査報告書によると、東京の7割以上の市区町村が、子供の騒音によるクレームを受けた。訴えた人が「いかなる者も規定以上の騒音を出してはならない」という規定を指摘していることから、関連機関は条例の改正を迫られた。2015年4月には、学齢前の児童による騒音が対象外となった。

日本社会における「他人の子供」に対する「非友好的」な態度により、政府の待機児童対策に問題が生じている。女性の職場復帰を奨励するため、日本は近年さまざまな政策を打ち出し、保育施設の建設を促している。これには都市部の住宅地の余った土地も含まれる。しかしながら、自分の家の近くに建設して欲しくないという声がある。東京や神戸などでは、施設付近の車の混雑や騒音などを懸念する住民がいるため、一部の建造計画が取り消しを迫られている。日本のような礼儀正しいことで知られる国が、「吾が幼（よう）を幼として、以て人の幼に及ぼす」ことができないとは、情けないことだ。

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